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基礎知識

【スイッチの基礎】取り付け方法

2023年1月11日

スイッチの取り付け方法には、パネル取付とプリント配線板取付があります。

スイッチの取付方法「パネル」

パネルにスイッチを取り付ける場合には、ナットやねじで取り付ける方法とスイッチ本体のばねで取り付ける方法があります。

【ブッシング取付】

トグルスイッチなどで多いのは、パネルに開けた穴にブッシングを挿入し、パネルの表または裏からナットで締め付けるものです。ナットの緩みを防止するために、ナットとパネルの間に「内歯座金」というギザギザの歯がついている形状の座金(ワッシャー)をはさみます。座金の取付方法は機種によって異なります。例えば、防水タイプのスイッチであれば、座金をパネル表側に配置し、裏側はゴム座金のみにすることで防水性を確保します。トグルスイッチだけでなく、押ボタンスイッチにも「ブッシング取付」があり、パネル裏面からナットをはめ込み取り付けます。

【小ねじ取付】

ブッシングのないタイプのスライドやロッカなどのスイッチは、本体の両端のねじでパネルに取り付けます。

【スナップイン取付】

ロッカスイッチや押ボタンスイッチでは、「スナップイン」と呼んでいる、パネルに開けた穴にパネル表面から挿入して「パチン」と音がするまで上から押し入れて取り付けるタイプのものがあります。イメージとして結束バンドのようなもので、一度はめると逆方向へのロックがかかります。パネル下部に入りこんだばねがパネルに引っ掛かり、固定される仕組みです。

スイッチの取付方法「プリント配線板」

プリント配線板にスイッチを取り付ける場合は、プリント配線板にスイッチの端子を挿入してはんだ付けする又は、表面実装することにより、スイッチへの配線とスイッチの固定が同時に行われます。もちろん、上記で説明したトグルスイッチや押ボタンスイッチもパネル取付だけではなく、プリント配線板に取り付けするものもあります。

【プリント基板実装】

スイッチの端子形状でPC端子を使用します。
プリント基板の穴(スルーホール)にPC端子を通してはんだづけをすることで取り付けする方法になります。

【表面実装】

スイッチの端子形状で表面実装端子を使用します。
プリント基板の配線パターン上にスイッチを置き、専用の機械で一気にはんだづけを行うことができます。
基板裏面に端子が出ないことで、スイッチを搭載した裏面にも他の部品を実装でき、省スペースで機械を組み上げることが可能です。

サポート

スイッチに関するご相談・お問合せは、NKKスイッチズへ

NKKスイッチズは、産業用機器におけるスイッチ及びその周辺機器の製造及び販売を目的とするスイッチの専門企業です。
日本開閉器工業株式会社として発足し、創業60周年にあたる2014年に「NKKスイッチズ」と社名を変更いたしました。

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