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基礎知識

LCDの基礎知識【第4回】

2022年7月19日

【Q10】応答速度とは?

LCDの応答速度とは、画面の色が黒→白→黒と変化する時に要する時間で、単位はms(ミリ秒)で表されます。

  • 黒から白に変化する時間を立上り時間(Tr)、白から黒に変化する時間を立下り時間(Tf)と呼び、  Trが12msで、Tfが13msの場合、応答速度(Tr+Tf)は25msとなります。
  • 応答速度が速いと動画などでくっきり感があり、低速だと残像感があります。
  • 産業用途のLCDの場合、15ms~30msが一般的な応答速度になっています。
  • 応答速度は、低温だと遅く、高温になると速くなります。

【Q11】リフレッシュレートとは?

リフレッシュレートとは、垂直走査周波数で、LCDの画面全体が1秒間に何回更新されるかを表す数値です。単位はHz(ヘルツ)で表されます。

  • 一般的なLCDモジュールのリフレッシュレートは60Hzです。ゲーミング用途などに120Hz、144Hz、240Hzなど高リフレッシュレートのLCDモジュールも製品化されています。
  • 60Hzの場合、1秒間に60回画面が更新され、更新速度は16.67ms毎です。
  • 更新される回数が多いほど動画を滑らかに表示する事ができますが、LCDの応答速度が遅いと残像感を生じます。
  • 高リフレッシュレート&高速応答速度により残像が少なく、滑らかに動く液晶ディスプレイが実現します。

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