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コラム

【開発者に聞く!】面実装対応 照光式押ボタンスイッチ KP04シリーズ

2022年4月19日

KP04シリーズとは?

NKK初の面実装対応照光式押ボタンスイッチです。(2022/03/24 発売)

スイッチャーやミキサーなどの放送音響機器で使用されるSWには一般的に以下が求められます。
・高寿命の開閉耐久回数
・スムーズで快適な操作感
・ボタン部LEDによる多彩な色表現

今回発売のKP04シリーズでは既存KP01・02シリーズの構造に加え、

・面実装対応により、小形化・高密度化・省力化に貢献
・ONタイミングの同期を実現(特許登録済)
・RGB+白色LEDで、白色点灯時のLED制御容易化や色調変化を軽減 
の特長を持っています。

KP04シリーズの詳細はこちら>>

【開発担当者にインタビュー】

設計途中の苦労した点や記憶に残っている点は?

A

今回はKP04シリーズを開発したBさんにお話を伺います。
Bさん、開発お疲れさまでした。
KP04シリーズ開発時、苦労された点を教えてください。

B

弊社にはKP01・02シリーズという兄弟機種があります。
その指標機種に性能を合わせるところに非常に苦労しました。
技術課題は以下3点がありました。
①弊社では初となる面実装対応照光式SWでの高寿命化(300万回)
②KP01・02シリーズ同等の軽快な操作感
ONタイミングの同期(※クリック感あり/音ありタイプ)

A

面実装に対応しつつ、耐久性や操作感にこだわったということですね。

B

はい。非常にこだわりました。
兄弟機種である、KP01・02シリーズでは耐久回数500万回を実現しており、軽快な操作感が特徴です。
今回開発の新機種においても同じレベルのものが出せるよう、試行錯誤を繰り返しました。
操作感に関しては、構造面の見直しが必要と早い段階で判断したのが良かったのかも知れません。

A

なるほど。構造を確立するのに苦労されたのですね。もう少し詳しくお聞かせください。

B

構造が確定するまで色々な機構の検討を行いました。
途中思い切って発想を変えてチャレンジしたり、試作を複数回繰り返しましたが、目指すべきものがなかなか出来ませんでした。
当時、開発期間のリミットが迫り、非常に焦っている状況で、これが最後になると覚悟した試作品で満足いくものが達成できた瞬間を今でも鮮明に覚えています。
今回その試作をベースとした新たな構造にて目標である耐久性と明瞭な操作感を達成できました。

A

苦労された耐久性や操作感はお客様にもアピールできるポイントですね。

B

はい。そう思います。


A

開発担当者がこだわった『耐久性』『軽快な操作感』を実現する構造は特許を取得しているそうです。
ぜひお客様にも触れて頂き、本製品の強みを体感していただければと思います。

デモ機の準備がございます。販売担当までお気軽にお問合せください!

次回はさらに苦労された点を掘り下げます。

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