2022年3月のダイヤ改正から営業運転開始予定の JR東日本のE131系600代の車両展示会が、
2022年2月26日(土)に栃木県 JR日光線 日光駅で開催され、様子を拝見してきました。
歴史ある優雅な佇まいの日光駅に到着
1912年(大正元年)落成のネオ・ルネサンス様式ハーフティンバー木造洋風建築が美しい駅舎
E131系新型車両展示会
E131系はJR東日本の最新の郊外・近郊路線向け車両で、路線によって2~4両編成で運転されます。
これまで千葉県の郊外路線に0代、神奈川県の相模線に500代が投入されていますが、今回展示された600代は栃木県の日光線・宇都宮線(小山~黒磯間)にて運用されます。
展示会会場に到着!新型車両がお出迎え
E131系600代(TN6編成)
近年の鉄道車両は、「全ての人に優しい」というコンセプト『ユニバーサルデザイン』が採用されています。
車いす・フリースペース/優先席付近は壁の色がピンク色に変化がつけられ、床面も明確な色分けとサイン表示され、PRM(運動機能低下者)に配慮されつつ、一般の人も認識しやすいデザインとなっています。
E131系600代 客室内(車いす・フリースペース/優先席付近)
半自動ドアスイッチ
E131系では相模線用の500代から、弊社のユニバーサルデザインスイッチTB01シリーズが半自動ドアスイッチとして採用されています。
車内用はベゼルレスのTB01-Fタイプ、車外用は黄色のベゼル付きのTB01-Bタイプが、各客用側扉に搭載されています。
今回の展示会では半自動ドア機能の体験ができるということで、展示会に来場された皆さんが熱心に操作されていました。
半自動ドアスイッチ(車内用/車外用)
半自動ドアスイッチ(車外用)
半自動ドアスイッチは、LEDの点灯によって側扉が半自動扱いであることを知らせますが、車外用のTB01-Bタイプは駅ホーム上のあらゆる方向、あらゆる角度からでも点灯していることがわかるよう照光面の形状を工夫しており、見やすさ・わかりやすさを向上させたデザインとしています。
205系600代/E131系600代
これまで日光線・宇都宮線で使用されてきた205系600代はE131系の投入に伴い引退とのことです。
写真左の車両はかつて京葉線で運転された後に日光線に転属してきた車両で、舞浜の某テーマパークを訪れる際に利用した車両でもあります。
首都圏在住の方には馴染みのある車両であり引退は残念ですが、新しく投入されるE131系の活躍に期待したいと思います。
取材協力
東日本旅客鉄道株式会社 大宮支社
動画でもご紹介します
◆NKKソリューション等ご質問等ございましたら、お問合せフォームよりお問合せください。